千葉県鎌ケ谷市の小学生・中学生・高校生を対象とする個別指導学習塾 個別Up塾

  鎌ヶ谷初の 全科目20点UP!成績保証!個別指導学習塾です。

全科目20点UP成績保証 全額返金保証

ホームお知らせ ≫ AI時代だから暗記は不要か ≫

AI時代だから暗記は不要か

よくある言説に「これからはAIをいかに使いこなすかが問題だから、受験勉強のような暗記は無意味だという」ものがあります。
今回はこの主張の当否を深堀りして考えていきたいと思います。
この「暗記は無意味か」という問いに対する答は、一見すると「無意味です」か「無意味ではありません」のどちらかであるかのように思えますが、そうでもありません。
つまり、「ある程度」の暗記は必要であり、それが「どの程度」であるかが論点になるのではないかという予想が立ちます。
まず話を具体的にするために例を挙げます。それは、「取引先に発送する請求書をいちいち印刷するのではなく、ボタン一つですべてを印刷するプログラムをつくるいう課題を暗記なしで達成できるか」というものです。
想像してみましょう。机の上にはパソコンといろいろなプログラミングのテキストが置いてあります。プログラムのコードを暗記していないので、テキストを見ながらプログラムをつくることになります。でも、今までプログラミングをやったことがない人は途方に暮れるでしょう。
もう一つ例を挙げます。暗記なしでクルマのセールスの仕事ができるか、という例です。お客さんに「このクルマと似ていて、もう少し安価なものはありませんか」と言われて、冷や汗をかきながら、大量のパンフレットまたはメーカーのウェブサイトの性能を書いている個所を探しまくって、しどろもどろになる姿が目に浮かびます。クルマのセールスの仕事ならば少なくとも自社のクルマの基本的な性能は暗記しておかなくてはならないでしょう。
このように、ある問題を解決するに当たっては、その分野に関する基礎知識が備わっている必要があります。いちいちゼロから考えているようでは、滞りなく問題を解決することはほぼ不可能です。
残念ながら、AIの時代になっても、ある程度の暗記はしなければならないと考えます。
AI時代でも今まで通り暗記が大事か
では、私たちは今までと全く変わらずに暗記しなければならないのでしょうか。それも違うと思います。
例えば、プログラムのエラーの原因を探そうとするとき、従来ならば、そのプログラムのエラー箇所付近から、プログラムを読み込んで探すことになるので、従来は少なくともそこに登場するコマンド自体の暗記はある程度は必要でした。しかし、現在は、AIがエラーの原因を探して、修正コードまで代わりに書いてくれます。ということは、より低いスキルの人でもエラーを修正できるようになったのです。
このことは、プログラミングだけでなく、あらゆる領域に一般化できると私は考えています。
つまり、「現在では、AIの登場によって、プログラムのエラー修正が、より低いスキルの人でも可能になった」を抽象化して、「現在では、AIの登場によって、ある種の仕事の遂行が、より低いスキルの人でも可能になった」と言えるのではないかということです。中には、プロのアスリート、サーカス団員のようなAIの助けを得られない仕事もあるかも知れませんが、ほとんどの仕事がAIの助けを得て進化する可能性があると私は考えています。
「より低いスキルでも、今までできなかった仕事が可能になる」になるということは「現在のスキルのままでも、今までより高度な仕事を要求される」時代になることが予想されます。建設機械の発達により、建設会社は、より高度な建築物をより短期間で建築することを要求されるようになったのと同じように。つまり、これから私たちは常にAIをどう活用するかを意識していかなければならなくなったのです。高校で「情報」という科目が追加されたのは、そうした文脈によるものでしょう。
現代においては、今まで通りの暗記量は必要なく(ある程度スキルが低くてもいいから)、その代わりにAIを活用するスキルが求められることになるでしょう。結論が当たり前すぎて恐縮ですが。
AI時代の受験勉強
では、小中高生の受験勉強はどう変わるのでしょうか。実は既に変わりつつあります。ですが、その歩みはゆっくりです。
大学入試共通テストでは、思考力が問われ始めています。
大学入試共通テストでは、太郎と花子の会話で登場する
知識を使って問題を解きなさいという体になっています。
今は過渡期なので、今一つ会話の内容が洗練されていませんが。
地歴科目も体系自体が再編成されています。
このように高校課程の変化が目立ちますが、この変化は中学課程、小学課程に降りていくものと思われます。
私立大学入試も変わりつつあります。早稲田大学の看板学部である政治経済学部の一般入試では、数学なしの受験ができなくなりました。
また、一般入試から推薦入試へのシフトは「高校数学は捨てられない」ことを意味します。つまり、私立文系の入試科目である英語・国語・地歴の3教科を暗記しまくる入試はだんだんと道を狭めてきています。「私は文系だから数学はしません」がなかなか通らない時代になってきていると言えるでしょう。なぜならば、推薦入試では、評点平均が重視され、評点平均には数学の点数が含まれるからです。
まとめると、AI時代の受験は数学の復権と英語・暗記科目偏重の是正に向かうと予想されます。それでも文系の大学入試で英語が最重要なのはしばらく続くでしょう。
まとめると、AI時代とは言っても受験の世界では、小さな変化が起こっているに過ぎないので、情報収集をして受験で頑張るという構図は今まで通りといえるでしょう。
個別指導Up塾塾長 田中 俊成
2024年12月15日 10:01

個別Up⤴塾

――鎌ヶ谷教室――

住所
〒273-0113 千葉県鎌ケ谷市道野辺中央2丁目1番40号 風林ビル
電話番号
047-404-6952
FAX番号
047-404-6953

――柏逆井教室――

住所
〒277-0042 千葉県柏市逆井1丁目1番29号 細谷ビル
電話番号
047-192-8389

入塾案内・お問い合わせ・よくある質問はこちら

モバイルサイト

個別指導Up塾スマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら