夏期講習・数学の様子
今日は、数学の様子をご報告します。夏期講習では、原則として、どの教科もこれまでの総復習を行っています。
一部、復習をしなくてもいい上位生徒につきましては、先取り学習を行っていて、2年生なのに今の3年生の進度に追いついた人もいますが、これは例外です。
<数学が苦手な人>
数学の場合、個人差が大きく、中1の範囲が不安な人もいます。
中1の範囲がどうしても理解できないという人はいませんでしたが、一定の割合で計算ミスをする人が多いようです。また、計算のスピードがありません。
例えば、
4x-(-3x)を4x+3xとせずに4x-3x
としてしまう場合です。
この例は単純なのですぐに気が付きそうですが、もっと長い式の中にかっこやマイナスがあると、つい間違ってしまうようです。
生徒に確認してみると、ルール自体は知っているけど、「うっかり」と言います。
つまり、ルール自体は知識として分かっているのです。
私はミスの原因は「計算が身についていない」ためだと分析しています。
頭では分かっているけど、ルールが染み込んでいないのです。
例えば、車の運転の初心者が、車を発進させるときに、後方確認を忘れるような感じでしょうか。
簡単な英文を瞬間的に言えない感じでしょうか。
こうした計算ミスを減らすためには、簡単な計算練習を豊富に行い、計算を身につけていくことが必要です。
計算が身につくとは、数式を認識した瞬間に、答が出る状態です(簡単な数式に限りますが)。
まるで脊髄反射のように(あくまでも例えです)、考えないで答えが出る状態です。
夏期講習では、まずは計算を身につけるところから始めています。
<数学が得意でも苦手でもない人>
現時点では、今まで中学で消化した範囲のうち、数式の復習を終えたところです。
これから、図形の復習に入っていきます。
どちらかと言えば、数式より図形が苦手な人が多いので、これからが正念場です。
<数学が得意な人>
先取り学習を進めています。
2年生で平方根まで進んだ人がいます。
このまま、3年生の進度を抜いてしまう勢いです。
(田中)
2019年07月26日 11:02